10月21日にビットコインは上昇して8200ドルを回復した。ビットコインが底値をつけたことを示すサインが4つ出ている。

(出典: Coin360.com

1. サポートが機能

ビットコインの価格は現時点では底を見つけたようだ。ビットコイン/米ドルは14日の月曜日に8400ドルをつけて以降、ボリンジャーバンドで7日中5日間も反発した。現在のサポートは7860ドル付近にある。

先週のビットコインは、ボリンジャーバンドの下半分で推移してきた。レジスタンスは8550ドル、移動平均線は8120ドルまで下がった。

今週、ビットコイン強気派は8120ドルを超えた水準での推移を確認する必要がある。8550ドルを突破すれば、次のレジスタンスまでいけるだろう。

(出典: TradingView)

2. RSIは売られ過ぎ

RSI(相対力指数)は、ビットコインが強気相場に向けて準備ができていることを示唆しているかもしれない。19日に30.75で底をつけて以降、上昇基調を開始したようだ。

(出典: TradingView「RSI(1日)」)

3. MACD(移動平均収束拡散法)

2本の移動平均線を使ってトレンドを探るMACD(移動平均収束拡散法)でも良い兆候が出始めている。

8日にヒストグラムが暗い赤のキャンドルを形成してからあまり変わっていないように見える。しかし、今週、ビットコインが8150ドルで終われば、薄いピンクのキャンドルになり、反転への兆しが見えるかもしれない。

ただ、シグナル線とMACD線は強気サインとなるクロスをする兆候がみえない。それまではさらなる下落の可能性があると見込んだ方がよいかもしれない。

 (出典: TradingView「MACD(1週間)」)

4. マイニングの利益率が最安値付近に

ビットコイン相場の反転はマイナーにとって歓迎されるだろう。マイニングの利益率は、今年2月にビットコインが3500ドル付近を推移していた時以降で最も低い水準だ。

これは強気サインと考えられる。なぜなら、マイナーは、自然と売り手になるからだ。

理論上は、ビットコインがマイナーにとっての損益分岐点に近づくにつれて、マイナーには売り圧力を減らすために在庫を持ち続けるインセンティブが生まれる。

コインテレグラフは、マイニング施設Mine-A-Blockを運営するマアミアー・ネス氏にビットコインがいくらになったら利益が出なくなるか?と質問した。

ネス氏のマイニング施設は、シベリアで1キロワットアワーあたり0.055セントという安い電気代の恩恵を受けている。ネス氏は、1キロワットアワーあたり0.055セントの場合、ビットコインの価格は6500ドルを超えなければ損失が出ると述べた。

(出典: BitInfoCharts「マイニングの利益率」)

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。