仮想通貨(暗号資産)を購入するのは日曜日の夕方がいいーー。

資産運用を手がけるカプリオール社でデジタルアセット・マネジャーを務めるチャールズ・エドワーズ氏の調査で、上記のような結果が出たことがわかった。ビットコインは歴史的に日曜日の夕方から月曜日の早朝が高いリターンとなるようだ。こちらは米国時間で換算していることから、日本時間では月曜日の朝ということになるだろう。

(出典:チャールズ・エドワーズ

エドワーズ氏は以下のように述べている

「日曜日の真夜中に暇を持て余しているのかい?ビットコインを買うのにベストな時間だ」

週末にビットコインのパフォーマンスが向上する理由はいくつかある。第1が週末は取引量が少なくなることからボラティリティが高くなる可能性があることだ。

第2はシカゴマーカンタイル取引所(CME)のようにビットコイン取引を行う伝統的な市場が週末に閉鎖されることだ。市場が開くとボラティリティが急上昇する。

ビットコインの取引量減少とCMEのクローズ

週末に伝統的市場が閉まることから、ビットコインの取引量が減少する傾向がある。市場で取引するトレーダーが少なくなると、市場は不安定な価格行動に脆弱になる。

例えば7月25日と26日には仮想通貨取引所バイナンスのBTC/USDTペアはそれぞれ40000BTCと65000BTCの取引量を記録した。その後、月曜日の7月27日には15万BTCまで急上昇した。ビットコイン価格も11%上昇している。

(出典:トレーディングビュー「27日のBTC/USD価格が急騰」)

週末にビットコインの取引量が少なくなると、突然の反落が起きることもある。8月2日の日曜日にはビットコイン価格は一晩で6%も急落した。

また、CMEのビットコイン先物市場が週末に閉鎖することも、月曜日のビットコインの好調なパフォーマンスに影響を与えている可能性がある。米国の株式市場と同様、CMEは週末と祝日に市場を閉鎖する。

CMEのビットコイン先物市場を利用する適格投資家や機関投資家は、月曜日に市場が開くまで待たなければいけない。

伝統的な資産とは異なり、ビットコインは週末も取引される。そのためCMEがクローズして月曜日に始まると価格差にギャップが生じる。

CMEのギャップ埋めは仮想通貨市場で広く認識されている事象だ。これまでのデータでは、CMEとその他の市場とのギャップを埋める動きが起きる。その結果、ビットコインは週明けに大きな価格変動が起きることがある。

毎月の終値はボラティリティの増加をもたらす

8月2日にビットコインが数時間で6%下落した際、10億ドル以上の先物契約が清算された。これは偶然にもCMEのビットコイン先物契約が終了する7月の週末に発生した。CMEの先物契約の仕様書には次のように書かれている

「取引は、限月の最終金曜日のロンドン時間午後4時に終了します。これがロンドンと米国の両方の営業日でない場合、取引はその前のロンドンと米国の営業日に終了します」

ここ数週間ほど、CMEのビットコイン先物市場の建玉が大幅に増加している。これはCMEが世界のビットコイン市場への影響力を高めていることを反映している。

 

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン