仮想通貨相場は15日も小幅な値動きが続いている。ビットコインは8600ドル台で取引されている状況だ。テクニカルアナリストからは、8480ドルを割ってしまえば弱気シナリオに転じると警戒する声も出ていたが、小幅ながら上昇している。
アルトコインでは、スイスで上場投資商品がデビューしたテゾス(XTZ)が8%近い上昇となっているほか、ヴィチェーン(VET)が15%近く急騰している。
出典:Coin360 11月15日 19:30時点
「迷ったらHODL」 バイナンスリサーチの分析
仮想通貨取引所バイナンス傘下の調査チーム「バイナンスリサーチ」は、ビットコインの年平均での日次リターンに関するデータを発表し、HODL(ガチホ)する戦略について分析している。
バイナンスリサーチによると、17年12月7日にビットコインを保有していなかった投資家は、1日で最大3608ドルの利益を見逃してしまったと指摘する。
ビットコインが最高のパフォーマンスを見せるのは「ほんの数日間」。たとえば最もパフォーマンスの良かった10日間だけを見ると、HODLによるリターンは70%だが、2013年5月以降でみれば、220%となる。このことから「疑問に思ったら?HODLだ」とバイナンスリサーチは書いている。
When in doubt? #HODL.
— Binance Research (@BinanceResearch) 2019年11月14日
Not holding #Bitcoin on Dec, 7 2017 means you would have missed its largest daily absolute gain of $3,608 (25%).
The chart below (from May 2013, when $BTC hit $100) to now shows the impact of the best performant days on the annualized avg. daily returns. pic.twitter.com/BniGcuZSSm
この投稿は、ツイッター界隈で議論を呼んでおり、「2018年1月に売却していなかったら、月間で65%の下落を見逃すことになる」「HODLするというのは素敵なミームだが合理的な戦略ではない」と批判する声も出ている。