株式市場が正式に弱気相場に突入するなど、伝統的な金融市場が変化を見せる中、一部投資顧問が様々なアドバイスとともに仮想通貨ビットコイン(BTC)についても言及しているという。
BTC強気派として知られる、デジタル資産管理会社モルガン・クリーク・デジタル共同創設者のアンソニー・ポンプリアーノ氏(通称ポンプ)は、ツィッターのフォロワーに対して、最近の下落市場を踏まえフィナンシャルアドバイザーがどのようなアドバイスをしたのか尋ねた。
一部アドバイザーは、下落傾向中の投資を勧めている
新型コロナウイルスの感染拡大、原油価格の下落により、伝統的な金融市場はここ数週間で打撃を受けたと呼べる状況にある。そんな中、ロスチャイルド家の伝説そのままに、下落市場での投資を検討するよう勧めるアドバイザーがいるようだ。
ポンプは、情報源を明かさず、フォロワーから寄せられたコメントをツイッターに投稿した。
ある専門家は「今は安価な株式を買うとき」と述べた。また別の者は「多くの者は、誰かが売った、あるいは買ったと言うのを待っている」とし、「ウォーレン・バフェット氏風のスタイルなら、恐怖があれば買う」と付け加えたという。
また一部アドバイザーは、より安定したヘッジ投資を推奨した。「安定性と利益(ユーティリティ)を備えたものを維持、貴金属でヘッジ、現金を増やし、将来の投資機会を待つ」と説明したそうだ。
一部アドバイザーが推奨するBTCと仮想通貨
2020年は、伝統的な市場とBTCの関係が示されつつあり、BTCは価格下落に苦しんでいる。それでも、一部アドバイザーには推奨する者がいるようだ。
ある者は、「株式を手放すようアドバイスされた。一方、BTCを注視しており、グローバル・インデックスとトレンドに大きな偏差があると言われた」と明かした。「アドバイザーは監視していて、いつ買うべきか教えてくれる」と付け加えた。
また「すべて売る。BTCとゴールド(金)を購入する」と言われた者もいるようだ。
別のアドバイザーは、「BTCはコンピューター上のゲームだ。1または0になる」と評価した。「ブロックチェーンは将来成功するかもしれないが、今は時期尚早」としたそうだ。
BTCに関するコメント・評価は様々あるものの、フィナンシャルアドバイザーにおける関心の高まりは、資産クラスとしての仮想通貨に対する認識を示している。フィナンシャルアドバイザーから注目を集めていることを示す可能性がありそうだ。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版