今年の仮想通貨市場はどうなる?2018年の展望

 2018年の仮想通貨市場についていくつか予想を立ててみよう。

1. ビットコインが引き続き一位の座を守る

 ビットコインは昨年クリスマス前に2万ドルをつけてからアルトコインに押され気味だ。リップル、ステラーやトロン等が躍進する中、仮想通貨市場全体の時価総額におけるビットコインの占有率は過去最低の33%を記録した。

 しかし現在カムバックを遂げようとしており、2018年を通して引き続き市場をけん引するだろう。

 「優れた決済機能をもつアルトコインにはないとてつもないネットワーク効果がビットコインにはある。」(米金融リサーチ会社オートノマスのレックス・ソコリン氏)

2. より多くの機関投資家が参入

 最初は冷笑していた機関投資家にとってもビットコインは無視できない存在になっている。

 米CMEグループとシカゴオプション取引所におけるビットコイン先物上場はこれを示す良い例だ。

 「機関投資家は(仮想通貨)により多く資金配分することに大変興味をもっている。」(カナダ某投資銀行アナリスト)

 「18年にはETFが承認される気運が高まっている。実はシカゴオプション取引所も17年末に6つのETF立ち上げ申請を行っており、18年にも承認されるかもしれない。実現すれば機関投資家による参入方法を劇的に増やすことになる。」(米情報サイト幹部)

3. 規制当局が本格的に動き出す

 これまで仮想通貨に関する規制は個別事象に対する対処である場合が多かったが、今後はしっかりとした手続きが確立していくだろう。

 2018年は規制当局が規制の枠組みを固める年になる。

 「規制当局は法の執行に動き出すケースがでてくる。」(カナダ某投資銀行アナリスト)また、規制の厳格化によって仮想通貨産業全体の価格に異変がおきることも予想されるという。

4. ボラティリティは高水準で推移

 ビットコインはボラティリティと切り離せないものだ。昨年も激しい値動きを見せたが、今年もこれは続くだろう。

 「18年にはより多くの分岐(フォーク)が行われるだろう。これはビットコインの価値にとっては短期的には追い風でも、長期的には向かい風になると考えている。」(某カナダ投資銀行アナリスト)


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