仮想通貨ビットコイン(BTC)のクジラのクラスター分析によると、次の重要なレジスタンスは1万0369ドル、1万0570ドル、1万0734ドル、そして1万0842ドルになりそうだ。

(出典:Whalemap「主なビットコインのクジラのクラスター」)

ホエールマップはクジラが持つアドレスを追跡することでクジラの活動を観察している。緑のバブルはクジラが最後に資金を動かした場所だ。動かした資金の額が大きいほどバブルは大きくなる。

例えばビットコインを2万ドルのピークで購入して、最近取引所に移すことを決断したら2017年のピーク時に緑のバブルが現れることになる

1万400ドルより上で強いレジスタンス

ビットコインが1万842ドルに到達するまで、数多くのクジラのクラスターが存在していることがわかる。短期で見ると、クジラ達はビットコインを売ろうとしている可能性を示している。

ホエールマップの研究者は、ガチホ傾向は過去2日間で低迷しているとし、今後の方向感は不透明であると述べた。

「ガチホ勢の活動:彼らは1万900ドル〜1万1100ドル付近で極めて活発だった。一般的には良いサインではない」

ビットコインは先週末に1万1000ドルを突破したものの、持ち堪えられずに連休中に反落した。1万1100ドルの水準は、クジラが売り始めたクラスターとも一致する。また、ビットコインは1万570ドル突破にも苦戦している。この水準は短期では2番目に大きなクラスターだ。

執筆時点ではビットコインは1万659ドル付近で推移している。

1万1100ドル拒絶が示すのは、近い将来でビットコイン価格は低迷する可能性が高いことだ。またクジラの活動自体は静かになってきており、短期でボラティリティ(変動率)の低迷も続きそうだ。

(出典:Whalemap「クジラのビットコイン取引数」)

トレーダーも短期では悲観的

ビットコイントレーダーのエドワード・モッラ氏は、1万1100ドルを抜けるまで弱気が続くとみている。クジラのクラスターだけでなく、マクロ的なサポート要因も薄れてきている。短期では金(ゴールド)や株安、ドル高がビットコインにとっては売り圧力になるかもしれないと話した。

また仮想通貨チャート分析家のカンターリング・クラーク氏は、9600ドル〜1万ドルのレンジが「ベアトラップ(弱気派の罠)」になる可能性を指摘した。9600ドルは未だにCME(シカゴマーカンタイル取引所)のギャップが存在していたところで、経験則では埋められることが多い。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン