世界経済フォーラム(WEF)は温室効果ガスの排出量を追跡するブロックチェーン基盤のプロジェクトを進めている。

12月15日の発表によると、WEFのマイニング・アンド・メタル・ブロックチェーン・イニシアチブ(MMBI)は、鉱業や金属関連企業の二酸化炭素排出量を追跡する概念実証を行うことを明らかにした。MMBIはWEFの他にもアングロ・アメリカンやタタ・スチールなど7社が参加している。

MMBIは2019年10月に発表された。ブロックチェーンを活用した責任ある調達や持続可能性を追求することを目的としている。サプライチェーンの可視化に向けた業界ソリューションを促進させ、ブロックチェーンを利用した環境や社会、ガバナンスに貢献する。

概念実証の一環として、MMBIはCOTと呼ばれるあらな二酸化炭素排出追跡プラットフォームを導入した。このプラットフォームは分散型台帳技術を利用して、採掘から最終製品までにかかる二酸化炭素排出量を追跡する。

COTはオランドの仮想通貨スタートあっピュであるKryhaやMMBIのアドバイザーであるスーザン・ジョセフ氏などの専門家が共同で開発された。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン