世界経済フォーラム(WEF)は、ビットペサ(BitPesa)のCEOにして創業者のエリザベス・ロシェロ氏を世界ブロックチェーン協議会(Global Blockchain Council)の共同議長の1人として任命した。24日付のプレスリリースで発表した。この協議会はブロックチェーン技術についてWEFに助言する役割を担う。

今週スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)において、ロシェロ氏は業界の専門家および協議会の30の委員(大臣や規制機関の長、民間・技術分野のCEOや代表者を含む)と協力して、協議会の基本方針や最優先課題を決定した。

この初回会合における作業に続き、5月にサンフランシスコで開く協議会で結論に達し、WEFの正式な助言役としての仕事が始まることになる。

この初回会合に続く作業は、5月にサンフランシスコで開かれる協議会の大会で結論に達し、WEFの正式な助言役としての仕事が始まることになる。

WEFでブロックチェーンを統括するシーラ・ウォレン氏は、ロシェロ氏が協議会の共同議長として選ばれた理由について、「この空間における、技術知見および規制面での彼女の多様な経歴だけでなく、分断化していることの多いこのエコシステムのメンバーをまとめる能力」と説明している。

ビットペサは13年に創業されたアフリカのブロックチェーンスタートアップで、当初はブロックチェーンを活用した英国・ケニヤ間の法廷通貨送金に注力していた。同社は以降、アフリカやヨーロッパの複数の国に操業を拡大している。