ここに示した見方や意見は著者単独のものであり、コインテレグラフの考えを必ずしも反映するものではありません。リスクを含むトレードや投資の際には、自身で調査を行ったうえで判断するようお願いいたします。市場データはHitBTCから提供されています。

 NEOは、低調から回復をするにはアンダーパフォームだった。NEOは時価総額のランキングでは10位に落ちた。

 多くの人は、NEOの可能性が本当に気づくのはこれから3~5年だと信じている。そのため、価格が落ち込んでいる間に通貨を保有していくのはいいアイデアかもしれない。

 それではチャートを見て、長期と短期での可能性を探ってみよう

週間チャート

NEO/USD

 NEOの売買ができるようになってから、NEOは長い間、1ドル以下で取引されていた。2017年の5月末、価格は上昇し始め、昨年8月には85ドルまで上昇した。

 NEOが急騰を見せた後、おそらく投資家が利益を確定させようとしたと思われる。価格は20週間EMAで修正がされていたが、12月はじめに再び上がり始めた。

 NEOは12月中旬に大きな上昇を見せ、今年1月中旬には200ドルまで達した。その後、修正局面に入り、4月には44ドルのレベルまで下落した。

 過去の事例を参考にするならば、仮想通貨のラリーが激しいほど、その価格修正は大きいものになる。そして値固めの後、再び上昇する形になる。

 いまの強気相場では、NEOは修正局面を終え、数週間の値固めの後、再び上昇に転じると予想することができるだろう。現在、50週間SMAがサポートとなっている。一方で20週間EMがレジスタンスとなっている。

 次はデイリーチャートの方を見てみよう。

デイリーチャート

NEO/USD

 NEO/USDペアは下落から回復しているが、下降トレンドラインと80ドル近辺のホライゾンタルラインの手強いレジスタンスに直面している。4月24日に強気筋は80ドルのラインを突破することに成功したが、価格を維持することができなかった。わずか翌日には、価格は下落し、トレンドラインを下回った。

 現在は底値圏を形成するパターンを見ることが出来る。それをブレイクすると、80ドルのレベルまで近づくだろう。これは115ドルをターゲットとするパターンを持っている。もう1つの可能性は、80ドルを上回った後は、92.5ドルから95.5ドルまでのマイナーなレジスタンスゾーンとなるかもしれない。これを超えれば、140ドルのレベルに急上昇する可能性もある。

 一方で、価格が2つの移動平均線と64ドルを下回った場合、相場は軟調になり、4月はじめの安値まで下落する可能性もある。

NEO/USDのトレードはどうするか?

 長期のトレーダーは数週間の値固めは予想できるだろう。しかし過去の事例が示すのは、次のトレンドが上向きでなければならない。したがって、価格が少し下落するのを待って、NEOを購入するべきだろう。ストップロスは40ドルを維持する。

 短期のトレーダーはロングのポジションを取るために85ドルをブレイクするまで待つべきだろう。ストップは65ドルのレベルだ。

 私たちが提示した64ドルでロングするポジションを取ったトレーダーは、ブレイクイーブンでポジションを残すレベルでストップを維持すべきだろう。現在、移動平均がサポートになりそうだ。値戻しして、85ドルを上回れば、トレーダーにプラスとなるだろう。従って、想定したストップでポジションを維持してみるべきだろう。