グーグルの検索トレンドによると、世界の仮想通貨コミュニティは、関心をビットコイン(BTC)からWeb3へ向け始めている。

ブロックチェーンベースのアプリケーションからNFT(ノンファンジブルトークン)に渡って、10年間のイノベーションに追いつくために、仮想通貨投資家や愛好家はウェブ検索に依存しているようだ。直近では、「Bitcoin dead(ビットコインは死んだ)」という言葉の検索が過去最高となった。これは当時売りが続いていたため、投資家の不安がピークに達していた。

長引く弱気相場の結果、世界のビットコインに関するGoogle検索回数は1年以上ぶりの低水準に達している。一方、Web3のグーグル検索は勢いを取り戻し、2022年に人気のピークで過去最高を記録している。

Google search results for Bitcoin (top) and Web3 (down). Source: Google Trends

上記のようにWeb3への関心が72であるのに対し、Bitcoinは27とピーク時の3倍もの差がついている。

さらに詳しく見てみると、グーグル検索によるビットコインへの関心はエルサルバドルで最も高く、ナイジェリアとオランダのコミュニティがそれを支えていることがわかる。しかし、Web3に関する検索では、中国が1位を獲得している。

興味深いことに、ナイジェリアは、Web3とビットコインの両方で上位3カ国のリストに入っている。地元の関心をサポートするために、ナイジェリア政府は最近、仮想通貨取引所バイナンスと仮想通貨フレンドリーな経済圏のための初期段階の協議を行った。