ブロックチェーンエンターテイメントプロバイダーのCoda Labsが委託した新しい調査によると、Web3ゲームに巨額の資金が注ぎ込まれているにもかかわらず、一般のゲーマーはまだ仮想通貨やNFTに慣れておらず、Web3ゲームにはほとんど興味を示していないことが示されている。

調査によると、ゲーマーがWeb3ゲームを敬遠する主な理由は、現実的な障壁であると指摘されている。例えば、どのように機能するのか分からない、ブロックチェーンウォレットがないといった理由が多いとのことだ。

この調査によると、一般のゲームユーザーのうち、Web3ゲームを試したことがある人はわずか12%、まだ試したことがない人のうち、今後試したいと考えている人はわずか15%という結果が出ている。

この調査では、Web3ゲームに関連する用語として最も認知されているのはP2E(Play-to-earn)であり、ゲームをプレイすることで最もよく認識されるメリットは仮想通貨による収益であると指摘されている。

今回の調査結果は、多くの業界関係者が最近述べている事実を補強するものだろう。それはゲーマーは、Web3ゲームに関連するトークノミクスよりも、「楽しいゲーム」をプレイすることに興味があるということだ。

Respondents’ perception of the main challenges associated with Web3 games. Source: Coda Labs.

調査データによると、Web3ゲームをプレイしたことのある人は、最終的にこれらのゲームに好意的な判断を下している。一般のゲーマーが10点満点中7.1点をつけ、仮想通貨領域で活動するゲーマーは8.3点をつけている。

先週開催されたアジアクリプトウィーク中にコインテレグラフの取材に応じたアジア・ブロックチェーン・ゲーミング・アライアンス(ABGA)のケビン・シャオ会長は、ブロックチェーンゲームのP2EとNFTの側面への注目が、GameFiのメインストリーム採用を阻んでいる可能性を示唆した。

Phantom GalaxiesやBig TimeのようなトリプルA級タイトルのリリースは、Web3ゲームに対するゲーマーの見方をP2E機能から変え、純粋にゲームを楽しみたい人を取り込むのに役立つとシャオ氏は考えている。