アメリカのラッパーであるジュアキン・ジェームズ・マルファーズ氏(通称ワカ・フロッカ・フレイム)が6月17日に自身の仮想通貨「FLOCKA」を発行した。だが、その直後にインサイダー取引の疑惑が浮上した。

インサイダー取引を疑われた取引活動は、コイン発行直後に供給量の約40%を取得し、複数のウォレットに分散させた。

ブロックチェーン調査を手掛けるZachXBT氏が、FLOCKAの発行直後にX投稿でこの疑わしいウォレット活動を指摘した。彼は、そのウォレットアドレスがコインの供給量の約40%を迅速に分散させたことを明らかにし、市場操作の可能性を示唆した。

セレブコインのブーム

オンチェーンビジュアル分析プラットフォーム「バブルマップス」も、この発行に関して「大規模なインサイダー活動」があったとコメントした。バブルマップスのニコラス・ヴァイマンCEOは、コインテレグラフとのインタビューで「多くの元セレブが仮想通貨に飛び込んで第二の人生を試みているが、ほとんどの場合、仮想通貨についての知識が不足しており、オンチェーンで非常に疑わしい行動を示している」と批判した。

彼は、中央ヨーロッパ時間の午前8時に1つのウォレットが供給量の40%を保持し、30分後にそれを60のウォレットに分散させたことを指摘し、「これは偶然ではない」と語った。

ZachXBT氏は、フレイム氏が2021年と2022年に疑わしい仮想通貨プロジェクトや未公開の有料プロモーションに関与していたことを指摘した。フレイム氏はXのスペースで「2001年から仮想通貨を勉強している」と述べたが、ビットコインが2008年に登場するまで今のような仮想通貨の概念は存在しなかった。

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