イーサリアムの共同創設者であるヴィタリク・ブテリン氏は、トルコとシリアで発生した地震の被災者を支援するため、少なくとも2つの多額の寄付を行った。
2月6日に発生したマグニチュード7.8の地震は、死者数が3万3000人に上り、ここ数十年で世界最悪の災害の一つとなっている。
この1週間、イーサリアムの共同創設者は、トルコの救済活動を支援するために積極的にイーサ(ETH)を寄付する多くの人たちの1人となっている。ブロックチェーンセキュリティ企業PeckShieldによると、ブテリン氏の最新の寄付は2月12日に50ETH(約7万7000ドル)でAnka Reliefに送られたものだ。
Ankaは、寄付のために使用できる仮想通貨ウォレットのリストを提供している。Web3の救済支援組織はまた、包囲された国での取り組みを支援するために仮想通貨の寄付を集めるウクライナDAOプロジェクトの先頭に立っている。
今回の寄付は、ブテリン氏が地震被災者支援のために送った99ETHに続くものだ。2月11日、vitalik.ethのアドレスは、トルコの救済活動を行うNGO組織Ahbapに約15万ドル相当のETHを送った。
またAhbapは、寄付として受け入れることができるさまざまなトークンの仮想通貨アドレスをいくつか提供している。
Ahbapは現在までに、430万ドルの暗号寄付を受け取ったとしており、送られたトークンの中で最も人気があるのはステーブルコインと言う。Etherscanによると、Ahbapのウォレットには409 ETHがあり、62万2000ドルの価値がある。
フィナンシャルタイムズは、世界中から仮想通貨の寄付が殺到していると報じた。企業からは1000万ドル以上の仮想通貨が送られ、バイナンスだけでもトルコの救援活動を支援するために500万ドルを寄付している。
バイナンスも先週、最も被害の大きかった地域の人々に100ドルのBNBを空輸することを発表している。