デジタルIDを手がけるシビックのヴィニー・リンガムCEOは、ビットコイン(BTC)は3000ドルを下回るかもしれないとこれまでの予想を下方修正した。11日のチェダーが報じた。リンガム氏は、昨年11月、3000ドル~5000ドルのレンジ相場が少なくとも3~6ヶ月続くと予測していた。

チェダーのインタビューに答えたリンガム氏は、「まだ底はついていない」と指摘。「3000ドルにトライする確率は高い」とし、「もしその安値をつけたら、さらに下落するかもしれない」と続けた。

リンガム氏は、今後1、2ヶ月間、3000ドル~5000ドルのレンジ相場が続くとし、方向性を探ることになると予想。「上振れるのか、下振れるのか」その時に分かるとみている。

リンガム氏のシビックは、ブロックチェーンを使ったID保護を手がける。

先週末に始まった仮想通貨相場急落を受けて、「まだ底はみえていない」とみる専門家は多い。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のアンソニー・グリサンティ氏は、リンガム氏と同じように3000ドルが相場の弱さを図る上で重要な節目となり「そこを下回ればさらに下落トレンドがさらに進む」と予想した