ハイパーインフレーションに苦しむ南米のベネズエラは、13日、2019年のインフレ率が7374.4%だったと発表した。2018年の約170万%から大幅に鈍化した形となった。

時事通信によると、国際通貨基金(IMF)は1000万%と予測していた。

ベネズエラは法定通貨のボリビアに対する信用が低下しており、ビットコインなどの代替資産への投資が増えている国として注目されている。

ベネズエラ政府も世界で初めて官製の仮想通貨ペトロを発行し対策に乗り出している。

インフレ率の「鈍化」とは裏腹に、ベネズエラにおけるビットコイン取引高は急増。今月11日までの1週間で過去最高となる約366億7000万ボリビアを記録した。

(出典:Coindance「ビットコイン取引高(ボリバル建て)」)