米国移民・関税執行局(ICE)は6月2日、ベネズエラの仮想通貨事業の最高責任者ジョセリット・デ・ラ・トリニダッド・ラミレス・カマチョ氏を「最重要指名手配のリスト」に追加した

米当局によると、同氏は「麻薬密売の重要人物と複数の政治・社会・経済的な深いつながり」を持っている。同氏はベネズエラのマドゥロ大統領とともに3月に米司法省に起訴されたベネズエラの高官の1人でもある。

ラミレス・カマチョ氏につながる情報の提供者には最大で500万ドル(約5億3500万円)の懸賞金が出される。

ベネズエラは、2018年より官製の仮想通貨ペトロの開発を開始。米国政府からは制裁回避の手段として危険視されている。

トランプ大統領は2018年3月、仮想通貨「ペトロ」のイニシャル・コイン・オファリング(ICO)に、アメリカの投資家が参加することを禁ずる大統領令を出した