ベネズエラ政府の身分証明・移民・外国人登録局(SAIME)は、ベネズエラ市民がパスポート関連の支払いをビットコイン(BTC)で受け入れることを計画しているようだ。この情報は最初、6月23日にReddit上で情報が掲載された

その後、ツイッター上で海外在住のベネズエラ市民がこの情報を確認。またコインテレグラフスペイン語版もこのニュースを確認した

Source: Cointelegraph Spanish

出典: Cointelegraph Spanish

ツイッターユーザーのBTCLoveraは「個人的に確認したところ、これは完全に真実だ。ベネズエラの移民サービスでは、支払いのためにビットコインを受け入れている。パスポートを更新するか、延長を申請してみてほしい」と書いている

同様の支払いは、ベネズエラの独自仮想通貨である「ペトロ(PTR)」でも行うことができる。これまでは、支払いは法定通貨のボリバルのみだった。

ベネズエラ在住のベネズエラ人は利用できず

ただし、このオプションはベネズエラ在住のベネズエラ人は利用できないようだ。元々のRedditの投稿を行ったユーザーも、オプションが公開されてから数時間後には再確認することができないと述べている

SAIMEはまだ、新しい支払いオプションについて公式には発表していない。システムが有効になっている期間や、ビットコインが使えるのが特定の属性のユーザーのみなのかどうかは不明だ。

ビットコイン支払いのアドレス発行ト管理のため、SAIMEはBTCPayServerを実装している。これはニコラス・ドリエ氏が作成した有名なBTC支払いプロセッサだ。SAIMEのシステムでは市場価格よりも低い独自レートを使用しているようだ。

ユーザーインターフェイスをみると、クレジットカードによる支払いも有効になることを示しているが、追加の手数料が発生するかどうかは定かではない。

フアン・リオ・ヴィラスミル氏は「これはビットコインの支払いのみ受け付けている。…クレジットの利用はブロックされている」とツイッターで報告している

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン