資産運用会社ヴァンエックは1月17日、ビットコイン(BTC)ストラテジー上場投資信託(ETF)を2年足らずで閉鎖・清算すると発表した。
同社は、2021年11月から上場していたCboe BZX取引所のビットコインストラテジーETFの清算・解散を、取締役会が承認したと発表した。
ヴァンエックは、「パフォーマンス、流動性、運用資産、投資家の関心など、ETFの提供に関するさまざまな要因を継続的に監視・評価している。これらの要因とその他の運用上の考慮事項に基づいて、ファンドの清算を決定した」と述べた。
Now that our spot bitcoin ETF has been approved, we are closing our ETF that invested in bitcoin futures. https://t.co/pgf8NaKb4a
— VanEck (@vaneck_us) January 17, 2024
同社によると、株主は1月30日までビットコインストラテジーETFの株式を売却することができ、XBTFのティッカーを持つこのファンドは2月6日までに上場廃止される。1月17日のツイッター投稿でヴァンエックは、BTC先物に連動するETFがSECによるビットコイン現物投資商品の承認を受けて廃止されたことを示唆した。
ヴァンエックのビットコイン・トラストETF(ティッカー:HODL)は、1月11日からCboe BZX取引所で取引可能になっている。最近承認されたビットコイン現物ETFは、初日に全体で約45億ドルの取引高を記録した。コインシェアーズが発表したレポートによると、1月12日までの週に米国の仮想通貨商品への流入額は、カナダ、ドイツ、スウェーデンを上回った。