午前10時35分時点でドルウォンは0.27%高の1188.74となっている。韓国総合株価指数は0.43%高の2,090.80。

先週末に発表された米雇用統計が市場予想を大きく上回る26万6000人となったことで、株式市場は上昇し、債券は売られた。米10年債利回りは1.843%まで上昇している。

上海総合指数は0.01%安、香港ハンセン指数は0.10%安と中国株式市場は軟調スタート。日経平均は50円高の23405円となっている。ドルウォンと相関性が高いドルオフショア人民元は0.10%高の7.0313と上昇している。

米中協議に関してはクドローNEC委員長が米国産農産品の購入額で合意を目指し、24時間態勢で協議を進めていると述べ、12月15日に迫る追加関税に関して協議がまとまらない場合は実施されると述べた。

本日のマーケットは米雇用統計を好感しつつも、12月15日に迫る追加関税賦課に関し、米中両国からのニュースに警戒という展開だろう。また、今週開催されるFOMCでの追加利下げは好調な雇用統計によってほぼなくなったと見られ、ウォン安の流れは止まらない可能性がある。

ドルウォン予想
1185~1193

先週はドル安の流れが続き、ドルウォンの上値が重かったが、本日はドルインデックスが上昇しており、ドルウォンの上昇をサポートするだろう。ドルウォンは11月7日を起点とする上昇チャネルの中で推移しているが、1189.22にある100日移動平均線で頭を抑えられている。これを上回れば上昇の流れが強くなるだろう。