14時10分時点のドルウォンは1176.41ウォンと小幅プラス。

韓国総合株価指数を含むアジア株は、米中合意期待の買いが続いている。ただ、10時半に発表になった10月の中国鉱工業利益が前年同月比で9.9%減と大幅に減少。2011年の統計開始以来、最大の落ち込みとなった。

指標発表後に上海株は下げたが、現在はプラス圏での推移となっている。米中貿易協議の進展期待から米国株式市場は連日の史上最高値更新、日経平均株価も取引時間中の年初来高値を昨日更新した。

一方、韓国総合株価指数は2130前後で4月の高値2252.05までは遠い。1日に発表した10月の輸出が前年比14.7%減少し、2016年以来の大幅な落ち込みを記録するなど、経済状況が良くないからだ。最大の輸出相手国である中国向けが減少したほか、半導体価格の下落が輸出を押し下げている。韓国総合株価指数は上値が重い展開が続くだろう。ただ、ドルウォンにとってはプラス要因になる。

テクニカル分析

ドルウォン予想レンジ 1170~1185ウォン

一旦調整の動きとなっていたが、200日移動平均線でリバウンド。22日の高値1181,42ウォンを超えると、100日移動平均線1188ウォンがターゲットになるだろう。