14時14分時点のドル・ウォンは、1170.90と0.02%安。小幅安で推移している。

韓国株式市場では、ポータルサイト運営のネイバー株が10%超上昇。ソフトバンク傘下でヤフーを展開するZホールディングスとネイバー傘下のLINEが経営統合を検討しているとの報道が好感された。韓国株価総合指数は、0.24%高の2127.72で推移している。

11時に発表になった中国鉱工業生産は4.7%(予想5.4%)、小売売上高7.2%(予想7.9%)、固定資産設備5.2%(予想5.4%)といずれも予想を下回った。

鉱工業生産は、中国の製造業、鉱業部門における生産動向を表している。小売売上高は、中国のさまざまな規模の売上を月ごとに測定する指標。米中貿易戦争が、依然として中国経済の重しになっていることが浮き彫りになった。

デモ激化が懸念される香港ハンセン指数の下げに加え、中国指標が弱かったことから、指標発表後の上海総合指数はマイナス。韓国総合株価指数も一時マイナス圏に沈んだ。

しかし、14時14分時点では上海総合指数はプラスで推移し、韓国総合株価指数もプラスに浮上している。

テクニカル分析

ドル・ウォン予想 1165~1180

昨日のドル・ウォンは上値抵抗と見ていた200日移動平均線(1170.31)を上回って1173.81まで上昇した。本日も200日移動平均線を意識した展開だが、基本はリバウンド継続。昨日の高値を上回れば上値追いの展開になるだろう。

基本はこれまでと変わらず、リバウンドの動きと予想する。