6時時点のドル円は108.60円前後での推移。
6日(金)に発表された雇用統計で、非農業部門の雇用者数が前月比26万6000人増と市場予想(19万人増)を上回った。
雇用統計の内容が強かったことでドル円は108.92円まで上昇。しかし、109円台を回復できないと戻り売りに押され、20日移動平均線や200日移動平均線を下回って引けた。
NYダウは300ドル超の上げで引けたが、ドル円の反応は鈍い。ただ、米ドル指数は0.28%高の97.643で引けている。米ドルは強かったものの、ドル円に関してはテクニカル的な売りに押されたようだ。
今週は15日(日)に対中追加関税の期限を迎えるため、米中貿易協議に関心が集中するが、10・11日にFOMC、12日に英総選挙がある。
重要イベントが多いので、本日は様子見ムードが広がるだろう。ただし、米中貿易協議に関するヘッドラインに注意が必要だ。
テクニカル分析
ドル円予想レンジ 108.20~109円
20日移動平均線・200日移動平均線に頭を抑えられている。テクニカル的には下値に警戒だ。下値は12月4日の108.42円、11月14日の108.25円が意識されるだろう。