5時45分時点のドル円は35銭円安・ドル高の108.43円。中東情勢の緊迫化で107.77円まで下落したものの、一時200ドル安まで下げたNYダウが下げ幅を縮小すると108円台を回復した。

ただ、安全資産とされる金も買われ、金先物価格は0.99%高の1567.65となっている。米国とイランの緊張が短期的に和らぐ見込みはなく、イランが報復攻撃にでる可能性もあるからだ。

本日はISM非製造業購買担当者景気指数(予想54.5)が発表される。非製造業における景況感を示す指数で、ISM製造業購買担当者景気指数とともに景気の先行指標として注目されている。

3日発表されたISM製造業購買担当者景気指数は47.2と予想の49.0を下回り、米国株式市場の下落要因になった。本日の非製造業では予想を上回れるかどうかが注目される。

ドル円のテクニカル分析と相場見通し

今日のドル円予想レンジ 107.80~108.60円

昨日は108円を割れたものの。20日移動平均線(108.20円)を上回り108円台半ばまで戻した。ただ、200日移動平均線(108.65円)が上値抵抗線になるだろう。

一目均衡表の雲の中で推移していることもあり、方向感がでづらい1日となりそうだ。