新型コロナウイルスの感染拡大により、本日もリスクオフの動きが続いている。CDC(米疾病対策センター)は26日、カリフォルニア州で海外渡航歴がなく、感染者との接触も未確認の人への感染事例があったと発表。欧州でも感染者数は増えており、ヒトやモノの移動制限の長期化が、景気の下押し圧力になるとの懸念が高まった。

NYダウは1,190.95ドル安の25,766.64ドルで引け、26,000ドルを割り込んだ。安全資産とされる米国債は買われ、米国10年債利回りは1.241%まで下落。米国債の利回り低下によって米ドル売りが続き、ドル円は109.69円まで円高・ドル安が進でいる。

新型コロナウイルスの感染拡大が続くのかが最大の懸念材料だが、本日24時に発表されるミシガン大学消費者信頼感指数(予想100.9)にも注目だ。

ドル円のテクニカル分析と相場見通し

今日のドル円予想レンジ 

109~110円

「恐怖指数」と呼ばれるVIX指数のチャートから確認してみよう。

VIX指数は、警戒水域といわれる20を大きく上回っている。このまま高止まりするのかどうかに注目だ。

続いて、ドル円のチャートは以下の通り。

米国10年債利回りの低下による米ドル売りが続いている。20日移動平均線(110.06)円を回復できるかどうかが焦点になるだろう。