【ドル円予想】円高に警戒が必要

14時時点のドル円は108.59円、安値108.47円まで下落した。

昨日のドル円は高値109.07円まで上昇したが、CNBCの記者がツイッターで、「中国は米中貿易協議を悲観的に見ている」とつぶやいたことにより、下落に転じた。NY市場の終値は108.67円。200日移動平均線を上回り、109円台をキープするのはやはり難しそうだ。

米国株式市場は、ダウ工業株30種平均S&P500ともに史上最高値を更新したが、米国10年債が1.795%まで低下し、ドルが売られる展開になった。14時現在のNYダウ先物は27ドル高、米国10債利回りは1.807%。上海総合指数香港ハンセン指数はプラスだが、日経平均株価は円高を嫌気して下落している。

今晩の経済指標では、22時半の住宅着工件数(予想132万件)と建設許可件数(予想138.5万件)に注目。

住宅着工件数は、特定の月に建設が開始された新規建物の増減数を測定。商務省より発表され、景気に影響をおよぼす住宅分野の指標として注目されている。予想より高い数値は米ドルにとって買い材料になる。

建設許可件数は、新たに建てる建築物で政府より許可された件数。件数の増減により住宅市場の景気の判断材料となる。予想より高い数値は米ドルにとって買い材料となる。

その他では、23時からのウィリアムズ連銀総裁の発言が注目される。

テクニカル分析

ドル円予想レンジ  107.80円~108.80円

ドル円の前に、注目を集めている米国10年債のチャートを確認しておこう。

11月7日に1.973%まで上昇した米国10年債だが、足元では1.8%を割り込む水準まで下落している。昨日は20日移動平均線に頭を抑えられる形で下落。下値模索となる可能性が高く、100日移動平均線(1.73%)がメドになるだろう。

次にドル円のチャートを見ていこう。

ドル円のチャートは、ほぼ米国10年債に連動している。11月7日に高値109.50まで上昇したが、上値は重い。米国10年債と同じように20日移動平均線を下回って推移している。上値には200日移動平均線もあり、やはり上値は重い。

テクニカル的には下値模索の展開を予想する。11月1日の安値107.89円、100日移動平均線107.70円が下値のメドになるだろう。