米中が通商協議「第一段階」で合意。また、中国の11月小売売上高が前年比8.0%と予想の7.6%を上回ったことや、11月鉱工業生産指数も前年比6.2%と予想の5.0%を上回ったことからリスクオンの動きが続いている。

5時50分時点のNYダウは116.92ドル高の28252.30ドル。高値28337.49ドルと史上最高値を更新した。米10年債利回りも3.44%高の1.884%で推移している。

しかし、米ドル指数は0.15%安い96.60と弱い。ドル円も109.68円まで上昇したが、2日の高値109.73円を抜けずに失速し、109.60円前後で推移している。

本日の経済指標では、22時30分の11月住宅着工件数(予想134.5万件)、23時15分の11月鉱工業生産指数(予想0.8%)に注目している。

ドル円のテクニカル分析と相場見通し

今日のドル円予想レンジ    

109.10~110円

まず。米ドル指数先物の動きを確認してみよう。

米ドル指数先物は下降トレンド継続。世界的なリスクオンの中、ドル売りの流れが続いているようだ。

続いて、ドル円のチャートは以下の通り。

2日の高値109.73円を上回れるかに注目しているが、米ドル指数の弱さを見ていると、110円台を回復するのは難しいだろう。