11日のドル円は109.97円まで上昇したものの、5時53分時点では109.78円まで下落している。12月JOLT求人件数が予想外の減少になったことや、FRBのパウエル議長の議会証言を受けてドル売りが優勢になった。
12月のJOLT求人件数は642万3,000件と、前月から36万4,000件減少し、2017年12月以来の低水準となった。
また、FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長は、半期に一度の議会証言で米経済見通しに前向きな見方を示したものの、中国の新型コロナウイルスの感染拡大が米国経済に与える影響について懸念を示した。
新型コロナウイルスによる中国国内の死者数は1,000人を超え、感染者数は4万2,638人まで拡大している。WHOは新型コロナウイルスによる肺炎を「COVID―19」と命名した。
ドル円のテクニカル分析と相場見通し
今日のドル円予想レンジ
109.50~110.30円
ドル円の11日の値幅は24銭と小動き。大きな材料がないので、本日も小幅な値動きになりそうだ。20日移動平均線(109.52円)がサポートラインになるだろうが、110円台にトライできるかに注目だ。