米NFLの優勝決定戦である「第52回スーパーボウル」。今年はフィラデルフィア・イーグルスとニューイングランド・ペイトリオッツとの対決となった。今月4日に開催されたこの決勝戦で米証券会社TDアメリトレードのCMが流れたが、この中でビットコイン(BTC)先物がアピールされ話題になっている。

 米国歌斉唱直後に流れたCMには米人気歌手ライオネル・リッチーが登場。同証券会社では週5日24時間いつでも株式取引が可能だと紹介した。(1983年のヒット曲「All Night Long(All Night)」に触れていなかったのは少々残念だ。)

 そしてCMの最後には会社のロゴにあわせ「ビットコイン先物販売中  永遠のフィエスタ(昼寝)を」という決め台詞が流れたのだ。

 

Ameritrade

 スーパーボウルのCMはフットボールの試合とはまた違った醍醐味となっており、視聴者は面白いものを期待している。登場する有名人は年々増え、内容も刺激的になってきている。タイム誌によれば、30秒のCMの費用は今や500万ドルに上るという。

 ビットコインの先物取引が登場したのは比較的最近のことだ。シカゴ・オプション取引所(CBOE)がBTC先物契約を昨年12月に初めて発売した際は、トラフィックが殺到してCBOEの公式サイトがクラッシュした。CMEグループはその直後に、世界で2番目となるBTC先物契約を上場している。