仮想通貨15億円相当を盗難、米オクラホマ州でハッカー2人を逮捕

米国オクラホマ州の警察当局は、カリフォルニア州の仮想通貨企業にハッキングし、約1400万ドル相当(約15.9億円)の仮想通貨を盗んだ容疑で2人のハッカーを逮捕した。地元メディアのオクラホマNEWS4が報じている。

現地メディアの報道によれば、オクラホマシティ警察はフレッチャー・チルダーズ容疑者(23歳)とジョセフ・ハリス容疑者(21歳)の2人を25日に逮捕した。逮捕された2人は2、標的の電話番号を盗み出すSIMスワップと呼ぶ手法を使い、カリフォルニア州サンノゼのクラウドマシーン社をハッキングし、同社が発行している仮想通貨「クラウドマシーン・コンピュータ・トークン(CMCT)」をウォレットから盗み出した。ハッキングは22日に発覚し、クラウド社が当局に通報した。

オクラホマ州のコンピュータ犯罪捜査チームやシークレットサービスなどが、ハッキングに使用された電話番号を追跡。ハッキングに使われた携帯電話を購入する監視カメラの映像などから容疑者を特定し、逮捕に至ったという。

ハッキングの後、CMCTは24日に急落。コインマーケットキャップのデータによれば、CMCT/米ドルのペアは0.0047ドル台から0.0018ドルを割る水準にまで下落した。コインデスクの報道によれば、約10億CMCTが取引所に転送されたとしている。

クラウドマシーンは24日にハッキングされたことを公表。犯人のものとみられるウォレットアドレスを公表し、取引をしないように呼び掛けていた。ハッキングが公表された後、複数の取引所ではCMCTの取引は停止している。25日のハッカー逮捕を受け、クラウドマシーンは今後も捜査に協力するとともに、早急に取引所の取引再開を目指すと発表した。

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