米仮想通貨(暗号資産)マイニング企業のライオット・ブロックチェーンは6日にビットメインからアントマイナー(Antminer)S19を1040台購入した。これによって同社が持つビットメインの新製品「S19」の数は2倍になる。

ライオット社は30日にS19とS19プロを1000台購入していた。

S19およびS19 Proは、ビットメインの主力シリーズ「Antminer S17」(ハッシュレート:67TH/s)、「T17」(同55TH/s)を置き換えるもの。回路アーキテクチャを強化した新世代カスタムチップにより電力効率を大幅に改善した。

ハッシュレートが80%増加と予想

同社は今年の第三四半期にも出荷され、稼働することを想定。合計2040台のS19によって、2021年までにハッシュレートを80%増と約2倍に増やす計画だ。電力は16.5メガワット(MW)の電力を使用し、毎秒457ペタハッシュのハッシュレートになると予測している。

今年2月の報道ではライオットの米オクラホマ・シティの施設ではハッシュレートは毎秒248ペタハッシュ(PH/s)で、12メガワットの電力を消費しているとされている。

ビットメインの北米担当によると、ライオット社とは数年前から提携関係にあるという。ライオット社はデータセンターの運用にビットメインのAntminerを使用している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン