米大手医療保険アンセムは、個人の医療データを安全に保管して共有する目的で、ブロックチェーンの使用を計画している。フォーブスが12月12日に報じた。向こう3年間で4000万人のデータを扱う予定で、現在テスト中だとしている。

アンセムは、個人が安全に自身の医療データにアクセスできるようブロックチェーン技術を活用するとし、そういったデータの共有も可能となるとしている。ガイル・ブードローCEOは、ニューヨークで開催されたフォーブスの第8回年次ヘルスケアサミットで以下のように述べた。

「ブロックチェーンは、こういった信用の問題を解決する機会を我々に与えてくれる。人々は自身のデータを共有するかどうかを自分で決めることができる

同社は現在、一部の登録メンバーで試験中だとし、モバイルアプリでQRコードをスキャンして、即座に自身のデータを異なるヘルスケアプロバイダーにアクセスを許可することができるという。閲覧制限時間も設定できるとしている。

同社は、同ブロックチェーンシステムを2020年の初めに複数の段階分けて公開する計画だとしている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン