米トランプ政権は26日、ベネズエラのマドゥロ大統領を麻薬密輸などに関与した罪で起訴した。米司法省(DoJ)の公式発表の中では、マドゥロ大統領をはじめとするベネズエラ政府当局者が仮想通貨を使い、違法行為を隠そうしとしていたことを示唆している。

米司法省はマドゥロ大統領をはじめ、ベネズエラ政府の当局者ら14人を麻薬取引や汚職などの罪で起訴。さらにマドゥロ大統領の拘束につながる情報提供に対しては最大1500万ドル(約16億円)の報奨金を出すとまで発表している。

発表によれば、捜査の中で、ベネズエラ政府が仮想通貨を使った違法行為も調査対象となった。

「今回の発表は、米国の法律に違反し、金融システムを悪用し、仮想通貨の背後に隠れて違法な犯罪活動を隠蔽していた個人を積極的に特定、調査するグローバルな取り組みの結果だ」

さらに今回の起訴では、ベネズエラの仮想通貨監督当局(Sunacrip)の責任者であったホセリット・ラミレス・カマチョ氏も含まれている。