予測プラットフォームのポリマーケットは、米商品先物取引委員会(CFTC)から、仲介型の取引プラットフォームを運営するための規制承認を受けた。
ポリマーケットによると、CFTCは火曜日の通知で「Designation命令の修正版」を発行し、これにより同社は「米国で連邦規制の対象となる取引所に適用される全面的な要件の下で、仲介型取引プラットフォームを運営できる」ようになると説明した。
承認により、プラットフォームは証券仲介業者や顧客を直接オンボーディングし、米国内の取引会場での取引を仲介できる。
ポリマーケットの創業者兼CEOであるシェーン・コプラン氏は、「今回の承認によって、米国の規制枠組みが求める成熟性と透明性を反映した運営が可能になる」と述べた。
今回の規制承認は、CFTCと米司法省(DOJ)が、ポリマーケットが米国居住者の取引を受け付けていたかどうかを巡る調査を終了してから約5カ月後に出たものだ。捜査の一環として、FBIは予測プラットフォームに関する調査でコプラン氏の自宅を家宅捜索し、電子機器を押収したと報じられている。
米国内で事業を行うポリマーケットはCFTCの監督下に置かれる。現在、米議会を通過しつつある市場構造法案は、デジタル資産に対するCFTCの権限拡大につながる可能性がある。
CFTCの指導部は流動的な状況
キャロライン・ファム氏が代行を務めるCFTCの通知は、米上院が証券取引委員会(SEC)に所属するマイケル・セリグ氏を次期委員長として採決する見通しのなかで公表された。上院農業委員会は、セリグ氏の指名承認を党派ラインに沿って可決している。
セリグ氏が承認されたとしても、CFTCには依然として4つの空席が残る。火曜日時点で、ドナルド・トランプ大統領は委員会指導部の後任候補をまだ発表していない。
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