英国の国際貿易省は、米国との自由貿易協定(FTA)交渉でブロックチェーンについても議論する予定だ。
国際貿易省が発表した資料の中で、ブロックチェーンを含むデジタルエコノミーについてのグローバルルールの形成を行うと記している。
「データフロー、ブロックチェーン、自動運転車、量子テクノロジーなどの分野では、野心的なデジタル取引条項を通じ、グローバルルールの形成を支援する機会とする」
国際貿易省の資料の中では、具体的な交渉の方針にまでは言及されていないが、今後の米国と英国とのFTA交渉の中で、具体的な議論がされていくものとみられる。
ブロックチェーン企業クラウスのピーター・ハンCEOは、コインデスクに対して、ブロックチェーンについて米英の2ヵ国が協議することは有益だと述べている。
ハン氏によれば、スマートコントラクトや分散型台帳技術(DLT)システムのインターフェイスが標準化されれば、財務やコンプライナスのコスト削減につながる機会を提供することができるという。