分散型取引所ユニスワップのネイティブトークンであるUNIは1週間で約50%上昇し、時価総額が177億ドルに達した。これによって仮想通貨全体で時価総額8位に上昇。5日に初めてDeFiトークンとして上位10位以内にランクインした。
仮想通貨データ提供企業メサーリは、UNIをテザーに次いで2番目のイーサリアムベースの資産としてランク付けしており、後続のチェインリンクを大きく引き離している。
コインマーケットキャップ によると、UNIは4日に88億ドルだったが、24時間で147億ドルまで急上昇した。UNI価格は現在、史上最高値付近である34ドル付近を推移している。

ユニスワップは2020年9月にそれまで利用したことのあるすべてのウォレットに400UNIを配布した。記事執筆時点で400UNIは13.560ドルの価値がある。
2月から3月にかけて、取引所での取引量が急増しており、2月は週間取引量が4週続けて更新され、月間取引量も319億ドルと過去最高となった。
しかし、こうした取引量の増加はすでにピークを迎えており、7日間取引量は64億ドルと、前週の86億ドルから減少している。それでもユニスワップはイーサリアム基盤の分散型取引所の中で全体の半分を占めている。
ユニスワップはバージョン3へのアップグレードも間も無くとされている。ヤーン・ファイナンス開発者のアンドレ・クロニエ氏は4日、ユニスワップの開発をリードするハイデン・アダムス氏のソーシャルメディア上での活動が活発化していることから、新バージョンが間も無くなのではないかと推測している。
When founders/core contributors start posting more actively on Twitter, it normally means they finished a milestone and are waiting for the release, this is the "limbo time" where they don't want to start something new yet. I've noticed @haydenzadams post frequency increase
— Andre Cronje (@AndreCronjeTech) March 4, 2021
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン