未確定情報:ビットフィネックスに詐欺関与の疑いが浮上、ポーランド検察が関連口座から4億ユーロ押収

 仮想通貨取引所ビットフィネックスに関与しているとされる口座から4億ユーロ(約526億円)が押収されたというニュースが浮上した。口座はポーランド・スキェルニェヴィッツェの協同組合銀行のもの。地元メディアの6日の報道によれば、今回の捜査はコロンビアの麻薬カルテルにつながるものという。ビットフィネックスはこのニュースを公式に肯定も否定もしていない。

 押収された資金は、ベルギー外務省がコンゴ民主共和国で大使館を建設する際にだまし取られた40万ユーロにも関連すると言われている。検察当局が調査している口座は、2つの会社につながっているとされる。1社の登記はプルシュクフ近郊となっており、責任者はカナダ系パナマ人。もう1社は、コロンビアとパナマの市民権を有する人物が責任者とされる。両社を合わせた預金額は2億7000万ズウォティ(7900万ドル)以上だという。

 ビットフィネックスとの関わりが指摘されているのは後者の口座。17年後半にネット上に投稿された文書では、ブルームバーグが報じているように、ビットフィネックスがスキェルニェヴィッツェの協同組合銀行の口座に顧客を導いている様子が見てとれる。

 ポーランドの掲示板「Bitcoin.pl」では、ビットフィネックスユーザーの1人が先週ポーランド警察の尋問を受けたと語っている。「Crypto sp z o.oがビットフィネックス経由で送金してきて、同社の口座が封鎖された。この件で参考人として証言した」。

 6日の地元メディアの報道は、パナマ登記のCrypto sp z o.o(および親会社のCrypto Capital Corp)と麻薬取引ネットワークとの間につながりがあるとの疑いを生じさせるものだ。犯罪者が法定通貨を仮想通貨に替え、追跡を逃れている可能性がある。

 ポーランドの検察はユーロポールやインターポールに協力を求めており、まだ訴追にはいたっていない。

 ビットフィネックスと姉妹会社のテザーを巡っては多くの問題が生じている。昨年12月には両社に米国の規制当局から召喚状が出されたが、その理由は明らかになっていない。同年ウェルズ・ファーゴは、両社の取引銀行としての業務継続を拒んだとされる。ビットフィネックスはこの件で訴訟を起こしたが、直後に取り下げた。

 ブロガーのBitfinex’edは、取引所の銀行口座を巡る不透明な状況について繰り返し懸念を表明しており、ビットフィネックスがブロガーに対して法的手段をちらつかせる事態にまで発展した。テザーが準備金を一部しか保有しておらず、その赤字をビットフィネックスで補填しているのではないかという憶測も流れている。テザーが第三者の監査機関との関係を解消したという噂が流れると、疑惑がさらに増した。
コインテレグラフはビットフィネックスにコメントを求めたが、本記事執筆時点で回答は得られていない。

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