イーサリアムベースのスポーツトークン化プラットフォームのチリーズは、格闘技団体UFCと提携し、ブロックチェーンと仮想通貨(暗号資産)を活用して、ネット上でのファン体験を向上させる。。

5月7日のチリーズ(CHZ)の発表によると、ブロックチェーンベースのアプリSociosをUFCのファンが使えるようにし、UFCのファントークンを発行する計画だ。ファンはチリーズのプラットフォーム上でトークンを交換し、ファントークンでのチケット購入や特典付与などがあるほか、ファン投票もできるようにする。

画像提供:チリーズ

チリーズのCEOであるアレックス・ドレイファス氏は、今回のパートナーシップはチケット購入だけでなく、ファンに発言権を与えるためだと、コインテレグラフに語った。

「スポーツファンの99.9%はスタジアムにはいないか、どこかのチームのファンというわけではなかっただろう。そこで、私たちはチームのためにファントークンを作成し、ファントークンを通じて様々権利や経験、ゲーミフィケーションを添付することで、グローバルなファン層をひきつけ、収益化する機能を提供する」

ドレイファスCEOは、20万人をこえる人が、CHZトークンを利用するためにSocioアプリをダウンロードしたと述べたが、2020年にはその数をさらに増やす考えだ。

「100万人のユーザーを獲得するために、今後数か月でより大きなマーケティングキャンペーンを準備している。さらに2020年の私たちの目標は、ウォレットや取引所を除いた上で、『消費者向けで最大のブロックチェーン基盤のプラットフォームになること』だ」

チリーズは、FCバルセロナやユベントス、ASローマといった著名なサッカークラブと既に提携し、ファントークンの作成などの取り組みを進めている。また今年2月には、大手スポーツマーケティング企業と提携し、米国で積極的に展開する考えだ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン