UBS幹部のドノバン氏「仮想通貨には根本的な欠陥」 筋金入りの懐疑派がまたもビットコイン攻撃

大手金融機関UBSのチームエコノミストでビットコイン懐疑派として知られるポール・ドノバン氏が11月29日、仮想通貨に対する不信感をさらに強調し、仮想通貨には「根本的な欠陥がある」と発言した

「私はビットコインを称えるのではなく、葬るようになった」と題した社内ブログを今週発表したドノバン氏は、CNBCの経済番組『ファスト・マネー』で、この革新的な金融の道具を再び批判した。

高等学校で経済を学んだ人間なら誰でも、最初からビットコインに疑いを抱いてきたはずだ」と同氏は番組で語り、次のようにつけ加えた。

「こういうものが通貨になるはずがなかったし、将来のいかなる時点でも通貨にならない。致命的欠陥がある」

先週末に3500ドル前後まで下落していたビットコイン価格は、ドノバン氏がこの発言をした時点では4200ドルあたりで取り引きされていた。

ドノバン氏は「仮想通貨バブル」という概念に言及し、UBSを退職してブロックチェーンのスタートアップを立ち上げた元社員までも「過剰な宣伝(hype)」に屈した人々の中に含めたようだった。

仮想通貨を支えるブロックチェーンという技術、分散型台帳システム-これは別の話だ」とドノバン氏は主張し、次のように述べた。

「そこには経済的提案がある。繰り返すが、そこに関してもある程度の過剰な宣伝が存在するが、そこから『ビットコインはドルに取って代わる』というところまで行くのは、かなりの飛躍だ」

ドノバン氏は、ビットコインの価格が史上最高値に向かって上昇していた17年12月にも「致命的欠陥」という同じ表現でビットコインについて警告し、仮想通貨は通貨にも「価値の保存手段」にもなれないとして、仮想通貨に反対する立場を表明していた。

今週のブログ記事では、これよりさらに一歩押し進めて、ビットコイン・コアの開発者は「数学は優秀だが、経済については何も知らないようだ」とまで述べた。結論部では「仮想通貨の開発者に金を与えることは、役に立たなかった」と書いている。

ところで、UBSは、UBSに対する資金洗浄罪の起訴の取り下げをフランスの法廷に求めていたが、先月これを拒否されたことから、およそ60億ドル(6810億円)の罰金を支払うことになる。

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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日