アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに拠点を置くフジャイラ国立銀行(NBF)が、リップルと提携し、リップルネットに参加する。NBFが3月2日に発表した。

今回、NBFはリップルと国際送金分野で提携を結んだ。リップルネットに参加することで「銀行の顧客はトランザクションを明確に追跡でき、より安全かつリアルタイムの決済を実行できるようになる」としている。

NBFのビンス・クックCEOは、「ブロックチェーン技術を活用して顧客に対してシームレスで摩擦のないエクスペリエンスを提供することが、顧客第一の銀行として重要だ」と述べている。

「リップルネットを使用すれば、法人顧客がより効率的な方法で財務を管理できるようになり、決済のエクスペリエンスが向上する」

NBFは、リップルネットを通じてインドへの送金事業を強化する考えだ。2018年2月にリップルネットに加盟したインダスインド銀行を通じて、ドバイとインドの間の送金需要を取り込んでいく。

リップルは最近、中東でのパートナーシップ拡大に注力している。最近では2月にエジプトの大手金融機関ナショナル・バンク・オブ・エジプト(NBE)とリップルネット活用で提携を結んだ。