12日(木)20時にトルコ中銀の金融政策決定会合がある。予想は1.5%利下げの12.5%。2日に発表された7-9月期のGDP(前年比)は0.9%と四半期ぶりのプラスとなったものの、市場予想の1.0%を下回った。
また、3日に発表された11月CPI(前月比)も0.38%と予想の0.75%を下回っている。経済指標がよくないことから、追加利下げが実施される可能性が高いと見ている。前回、10月の会合では2.5%利下げの14.0%と、予想の15.50%を上回る利下げ幅となり、リラ売りとなった。
今回も市場予想幅を上回る利下げが行われた場合、リラ売りが進むことになるだろう。
テクニカル分析
トルコリラ円予想レンジ 18.70~18.85円
日足では、6日の下落で100日移動平均線を下回ってしまった。ただ、現在は一目均衡表の雲の上限で止まっている。ここから反発できるかに注目しているが、100日移動平均線が上値抵抗になりそうだ。
一方、このまま一目均衡表の雲の中に入り6日の安値18.7538円を下回ると、下値模索の展開になるだろう。