14時27分時点のトルコリラ円は、-0.58%の18.8423。弱い値動きとなっている。

トルコリラは、10月24日にトルコ中銀が0.25%の利下げを行い、シリア問題などの地政学リスクも落ち着くなどトルコリラ独自の材料が欠ける中、クロス円の動きに同調する展開が続いている。

昨日は、注目されていたトランプ米大統領とエルドアン大統領が会談。昨年8月のトルコショックは、トルコと米国との関係悪化よって、米国がトルコに対して制裁を行ったことが原因。米国との関係悪化は強力なネガティブ材料になるので注目されている。
しかし、会談後の記者会見で、「今回の首脳会談は前向きに終わった」と受け止められ、トルコリラ円は18.98まで上昇。トルコの代表的な株価指数であるイスタンブール100種指数も0.82%高で引けた。

ただ、本日はクロス円で円高が進む中、トルコリラ円でも円高傾向になっている。鉱工業生産(予想前年比3.3%)が発表されるが、クロス円の動きに影響を受けるので、とくにドル円が下がった場合は注意が必要だ。

テクニカル分析

予想レンジ 18.5~18.95

本日の安値は18.8164。20日移動平均線や100日移動平均線を下回っている。欧州時間に安値を再度割ると、下値模索の展開になるだろう。

11月11日の安値18.7984が抵抗ラインになるかに注目している。