ウクライナ疑惑をめぐるトランプ大統領の弾劾裁判で、最後の投票が米議会上院で日本時間6日の午前6時に行われる模様だ。トランプ大統領の「無罪放免」はほぼ確実な情勢となっている。

ウクライナ疑惑は、トランプ大統領がウクライナ政府に圧力をかけて民主党の大統領候補ジョー・バイデン氏と息子のハンター・バイデン氏の不正疑惑の調査を依頼したとされることに端を発する。

2020年の大統領選挙で再選するために外国政府に協力を求めたのは違法で権力の乱用であるという批判が出る一方、バイデン氏側にも確かに不正疑惑があり調査されるのは当然という見方が出ている。

トランプ大統領の弁護士は、トランプ大統領の行動は犯罪ではなく弾劾の対象ではないという立場を取っている。

6日の米議会上院はアイオワ州の党員集会とトランプ大統領の一般教書演説が話題になると見られている。

「ロシアにアラスカ州を渡してしまう」

3日の議会上院の演説でアダム・シフ議員(民主党、カリフォルニア州選出)が、もしトランプ大統領が弾劾されなければ、選挙で勝つためにアラスカ州をロシアに渡しかねないと発言した。

「トランプはロシア人たちにアラスカを渡すかもしれない」

そもそも今回の弾劾裁判は民主党がトランプ大統領を引きずり下ろすために拙速に企てたものという考えが多い。

(参照:New York TimesBreitbart