最近の調査によれば、トランプファミリーの公式ミームコインであるオフィシャル・トランプ(TRUMP)とオフィシャル・メラニア・ミーム(MELANIA)を購入した多くの人々が、初めて仮想通貨に投資した人々であることがわかった。これらのコインが米国における仮想通貨の普及を促進する役割を果たしたことが示された。

ドナルド・トランプ大統領は1月18日に自身のミームコインを発表し、大きな関心を集めた。このトークンは一時72.62ドルの高値にまで達し、時価総額は約145億ドルとなった。トランプ氏のミームコインの発表に続き、ファーストレディのメラニア・トランプ氏もMELANIAをリリースした

NFTイブニングが1月20日に実施した調査では、1092人のアメリカ人を対象に、トランプファミリーによって発表されたミームコインに関して質問調査を行った。この調査によると、参加者の14%、つまり7人に1人がTRUMPミームコインを購入した。これらの購入者のうち42%は初めて仮想通貨を購入しており、新しい投資家が市場に参入するきっかけになったことを示唆している。

ミームコインが示す仮想通貨受け入れの変化

仮想通貨取引所バイビットの共同創設者兼CEOであるベン・ジョウ氏は、トランプファミリーのミームコインが仮想通貨受け入れの変化を示しているとコインテレグラフにコメントした。

「2024年は仮想通貨が広く受け入れ始めた年であり、ドナルド・トランプ大統領とファーストレディのメラニアによる新しいコインの発表は、今後の強力な前例を設定するものだ」とジョウ氏は語った。

さらにWeb3、分散型金融、ブロックチェーンの成長が加速するとジョウ氏は予想している。TRUMPトークンはオンチェーントレーディングへのシフトとWeb3時代への移行を示唆するものだという。

一方、トレーディングプラットフォーム「サイドシフト」の創設者兼CEOであるアンドレアス・ブレッケン氏は、トランプ氏が「何もないところから数十億ドルを生み出すことができる」と世界に示したと語った。

ブレッケン氏は、この動きが仮想通貨の普及に貢献したとコインテレグラフに話す。「これは、数十万、場合によっては数百万の新しいユーザーをこの分野に引き込むパワープレーだ。多くの人が法定通貨から移行し、ウォレットを使い、DEXで取引した。これはステロイドを使ったオンボーディングだ」と語った。

回答者の75%がTRUMPに懸念

一部の業界リーダーがミームコインによって仮想通貨が普及すると語る一方で、調査回答者の大多数はそれらが業界に与える影響について懸念を示した。調査によれば、回答者の75%がTRUMPが仮想通貨市場に悪影響を与えると回答した。

回答者は、政治的な人物によって推進されるトークンが仮想通貨業界の誠実性と安定性に与える長期的な影響について懸念を示した。さらに、調査回答者の55%は、トランプとその夫人が仮想通貨市場を操作するために影響力を行使すると考えている。

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