ドナルド・トランプ氏を支持する政治活動委員会(PAC)が、彼の米大統領選挙キャンペーンを支援するために仮想通貨で750万ドルを調達した。
連邦選挙委員会への10月15日の提出書類によれば、「トランプ47」PACは7月から9月の間にビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、XRP、ステーブルコインのテザー(USDT)とUSDコイン(USDC)で数百万ドルを集めた。
この3カ月間の主要な寄付者には仮想通貨業界のリーダーや幹部が含まれ、18人の寄付者が合計550万ドル以上のBTCを、7人の寄付者が約150万ドルのETHを提供した。
注目すべき寄付として、BTCメディアグループのデイビッド・ベイリーCEOが49万8000ドル、リップルの最高法務責任者スチュアート・アルデロティ氏が30万ドルのXRPを寄付し、仮想通貨取引所ジェミナイの共同創設者タイラー&キャメロン・ウィンクルボス兄弟がそれぞれ110万ドルを提供した。
トランプ関連の新しい仮想通貨プロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」の共同創設者の1人であるチェイス・ヘロ氏や、仮想通貨カストディアンのビットゴーのマイク・ベルシェCEOも寄付しており、ベルシェ氏はBTCで約10万ドルを提供した。
他の寄付者には、カドーン・デジタル・ベンチャーズのゲイリー・カドーン氏がBTCで84万ドル以上を提供し、チェーンストーン・ラボのブルース・フェントンCEO、クレサス・ラボの創設者トレバー・トレイナ氏などの名前が並ぶ。
トランプ47は仮想通貨業界から注目を集める唯一のPACではない。ブルームバーグによれば、ベンチャーキャピタル企業a16zの創設者マーク・アンドリーセン氏とベン・ホロウィッツ氏が、それぞれ250万ドルをトランプ支持のスーパーPAC「ライト・フォー・アメリカ」に寄付したという。
オープン・シークレッツによれば、ライト・フォー・アメリカは今回の選挙で3860万ドルを集めている。
一方、仮想通貨業界の関係者の中にはトランプ氏のライバルであるカマラ・ハリス氏を支持する者もいる。リップルの共同創設者クリス・ラーセン氏はハリス支持のPAC「フューチャー・フォワード」にXRPで100万ドルを寄付している。
非営利監視団体パブリック・シチズンの8月のレポートによれば、選挙キャンペーンに流れ込む企業献金のほぼ半分が仮想通貨業界から来ている。このレポートによれば、仮想通貨業界が今回の選挙では、前回の大統領選挙に比べて約13倍の寄付をしている。仮想通貨系スーパーPACの1つであるフェアシェイクは、今選挙サイクルで2億ドル以上を集めている。
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