ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります

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前回の記事では、ここ直近の値動きが2018年の動きと非常によく似ており、2018年の縮小版のような動きをしているように見えることについて記載した。

2018年に6000ドルが固いサポートとなり、ディセンディングトライアングルが形成され、最終的には$3000近辺まで下落する格好となったが、現在も2018年と同じようにディセンディングトライアングルが形成されている。

2019年9月14日にはMONAが100%以上上昇し、そのあとに他のアルトも上昇傾向となっているが、2018年にビットコインが$6000を割れる前にも同じことが起こっていたために、今回も歴史が繰りかえされるのであれば2018年と同じようにディセンディングトライアングルを下抜けて続落する可能性が高いことについては前回の記事で詳しく解説しているので、こちらをご覧頂きたい。

この分析を元に前回の記事では、$10307~$10369まで調整をつけて、その後に$9678~9748もしくは$9319~9504まで下落する可能性があると記載したが、この予測通り$10307~$10369まで調整をつけて、現在は$9678~9748まで続落している状況である。(図1、2参照)

(図1 前回の記事での事前予測)

(図2 前回の記事の事前予測に対する、その後の動向)

予測は前回の記事から変わりはないが、一つ気になる点としては上記にも記載した通り2018年は$6000を割れて暴落が始まる前にアルトコインが急騰しており、今回も同じようなことが起こったが、ファンドのポジション動向も同じような動きをしている。

ファンドのポジション動向を独自解析すると先週、久しぶりに全ファンドが足並みを揃えて$10182近辺で売り増しを行っており、2018年も$6000を割れる前にファンドが売り増しを行って、その翌週に大幅に下落したために、先週のファンドの売り増しが今後の下落のきっかけになる可能性があるので注意すべきだろう。

しかし、ファンドの中にはマイナーのヘッジ売りファンドもいるために、そこまで大きき値を下げてしまっては彼らにとっては不利になってしまう(マイニングによる採掘収益が取れなくなる)ために、そこまで強気でショートをホールドしていく気はなさそうに見える。

彼らの、ここ直近の動向を見ても$9000~9500くらいでは一旦ヘッジショートを決済している。

そのため、今回は2018年ほど大きな下落には繋がらない可能性もあり、$9319~9560は比較的固いサポートとして機能しそうには見える。

2018年と同じ動きが繰り返されて、ディセンディングトライアングルを下抜けるのであれば目先のターゲットとしては$9000近辺、$8202~8547が次の下落ターゲットとして意識されてきそうだ。(図3 参照)

(図3 ディセンディングトライアングルを下抜けた場合のターゲットゾーン)

目先の動きとしては以下の通りで、戻り売りを検討するのであれば$9857~9900、もしくは$9968~10084まで引き付けて上値が重いようであれば売りを検討しても良さそうだ。(図4 参照)

(図4 短期動向予測)

但し、前回の記事でも記載した通り、エリオットカウントで$9659~9748、もしくは$9319~9560がディセンディングトライアングルのE波の終点となり、上昇に転換する可能性も否めない状態なので、その点は念頭に入れた上で取引していく必要があるだろう。

いずれにせよ、今月のCME先物限月終了日である27日前後には大きく動く可能性があるので注意が必要だ。

 

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著者 トシムリン
トレード歴14年の現役為替トレーダー。20歳の頃から専業トレーダーとなる。6年間はトレードが上手くいかず一時借金を背負ったが、研究と分析を積み重ねて独自手法を編み出し、7年目からプラス収益となり、そこからは安定的に利益を出し続けている。一般投資家が持ちえないマーケットの内部構造を多角的に分析して市場を予測していくことが得意分野。 分析能力と育成能力に定評があり、トレード教育によって多くの常勝トレーダーを輩出している。