ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります
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ビットコインは長期に渡り三角持ち合いを形成しており、最終局面に突入している。
6月26日の最高値からは高値を切り下がり続けており、ディセンディングトライアングルを形成している。
ディセンディングトライアングルは通常は売り圧力が強いことを示唆するために下に抜けてくるのが一般的ではある。
しかし、6月26日までが強い上昇トレンドであり、上昇トレンド形成中の過程でディセンディングトライアングルが形成されると基本的にはABCDEの5波構成で調整パターンとなり、以下のように上昇に転換していく。(図1参照)
(図1 上昇に対するセオリー通りのアセンディングトライアングルカウント)
そのために、最後のE波形成後に$8912~9608近辺で下値が固くなるようであれば、押し目買いのチャンスになってくる可能性があることは一つのシナリオとして念頭に入れておくべきだろう。
但し、ディセンディングトライアングルや三角持ち合いはどちらに抜けてもおかしくないパターンでもあるために抜けた方向についていくのが無難である。
どちらに抜けてもおかしくはない状況なために、どちらか一方にバイアスをかけすぎるのもよろしくはない状況ではあるが、一つ気になる点としては、ここ直近の値動きは2018年の動きと非常によく似ており、2018年の縮小版のような動きをしているように見える。
2017年12月11日から下落がスタートし、2018年はディセンディングトライアングルを形成して一旦は$6000が底として意識をされたが、その後に、このサポートラインを割れて$3000近辺まで下落する格好となった。
そして、今回は6月26日から下落がスタートして、2018年と同じようにディセンディングトライアングルを形成しており、今のところは$8912~9608はサポートとして機能しているが、形だけを見ると、ここ直近の動きは2018年の動きと似ているようにみえる。(図2参照)
(図2 2018年と現在の値動きの比較)
つまり、もし、歴史が繰り替えされるのであれば今回も2018年と同様にディセンディングトライアングルを下抜けてもう一段下に下落する可能性があることは念頭に入れておくべきだろう。
また、他のアルトコインも含めて2018年とここ直近の動向を比較してみると非常に興味深い点が出てきた。
2019年9月14日にはMONAが100%以上、上昇するなど他のアルトも上昇傾向となっているが、実は2018年にビットコインが$6000を割れる前にも以下の画像のように同じことが起こっていた。(図3参照)
(図3 2018年と直近のビットコインとアルトコインの動きの比較分析)
他にもここ直近の動向と2018年の動きは似ている点が沢山あるが、以上のことを踏まえると、歴史が繰り返されるのであれば、今回も2018年と同じようにアルト急騰後にディセンディングトライアングルを下抜けてくる可能性が高いということが言えるので注意が必要そうだ。
また、過去のパターンを見るとここ直近と似たような動きをしており、過去の動きでは5波形成過程でその手前の下落のワンスイングの61.8~78.6%戻しで上値を抑えられて失速している。(但し、今回は4波が1波の安値を上回っているためにエリオットカウントは成立しない)
そして、その後に下落をして、中期エリオット5波目を形成していく展開となっているために、今回もこのパターンを繰り替えすのであれば$10307~$10369まで調整をつけて、その後に$9678~9748もしくは$9319~9504まで下落する可能性がある。(図4 参照)
さらに下落が続くのであれば、前回の記事でも記載した通り$7525~8451まで下落するだろう。
(図4 類似パターンを形成した場合の目先の下落ターゲット)
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著者 トシムリン
トレード歴14年の現役為替トレーダー。20歳の頃から専業トレーダーとなる。6年間はトレードが上手くいかず一時借金を背負ったが、研究と分析を積み重ねて独自手法を編み出し、7年目からプラス収益となり、そこからは安定的に利益を出し続けている。一般投資家が持ちえないマーケットの内部構造を多角的に分析して市場を予測していくことが得意分野。 分析能力と育成能力に定評があり、トレード教育によって多くの常勝トレーダーを輩出している。