最もリッチな上位100のビットコインアドレスはますます強気になっている。過去30日間で、これらのアドレスはビットコインの保有量が16%増加した。

これら上位100のビットコインアドレスは、合計で33万4000BTCを追加した。これは約110億ドル(1.14兆円)相当になる。

多くのビットコインアドレスは、4万1000ドルから3万3000ドルへの下落にもほとんど反応していなかった。直近の過去最高値を記録した1月10日以降、ウォレットからBTCを引き出したのは7つのアドレスだけだ。

過去30日間に取引を行ったアドレスのうち、12月12日以降で10件を超える取引を行ったのは8アドレスのみだ。

さらに最大のアドレスのいくつかは、今回の強気相場にも反応していないようだ。トップ10のアドレスのうち8つが、2018年9月以降取引を行っていないようだ。

しかし、上位のビットコインアドレスのすべてが「クジラ」というわけではない。アドレスの中には、フォビやバイナンス、ビットレックス、クラーケンといった大手取引所が管理するものが少なくとも10個含まれている。残りはリッチなホドラー(長期保有者)や法人投資家などが含まれているとみられている。

こういったトップレベルのビットコインアドレスとなるためには、3億3600万ドル以上のBTCを保有する必要がある。トップ10以内に入るとなれば、22億ドル以上が必要だ。

これらトップ100のビットコインアドレスは、現在250万BTCをコントロールしている(供給量の13.5%)。その価格は約850億ドルに相当する。15のアドレスが休止状態にあるとみられており、11のアドレスは9年以上まったく動きがない。これらのアドレスでは30万BTCが保有されており、永久に失われた可能性があると考えられている(その中にはサトシ・ナカモトによるものと考えられているものもある)。

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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン