ファンドストラットのチーフストラテジストであり、ビットコイン強気派のトム・リー氏は、ビットコインがシリコンバレーの巨大テック企業と同様の論理に従って、価格を形成していくとの考えを示した。

11月15日にCNBCの「Street Signs Asia」のインタビューの中で、リー氏は仮想通貨は「ネットワーク価値資産」であると主張。世界で最も成功しているハイテク企業と同じように見るべきだと考えを示した。

CNBCのインタビューの中で、リー氏が主張する「2022年にビットコイン2万5000ドル」という予想の論理について話が及ぶ中で、この議論が出てきた。

「仮想通貨はネットワーク価値資産だ。つまり、より多くの人が資産を保有するほど、価値が高まる。実際、これは一種の対数だ。したがって、資産を保持する人数が2倍になれば、価値は4倍となる。2万5000ドルになるには、基本的には(今の価格から)4倍弱の上昇が必要だ。つまり、ビットコインの保有する人数を2倍にする必要がある」

リー氏によれば、ファンドストラットの推計では、およそ50万人がビットコインを保有しているため、2万5000ドルになるにはBTC保有者を100万人に増やす必要がある。

さらにリー氏は、FAANG(Facebook、Amazon、Apple、Netflix、Google)の株式公開以来のパフォーマンスとの類似性を引き合いに出した。

「これらの株式の利益の70%は、その期間にグローバルにインターネットが成長したことによって説明できる。言い換えれば、インターネットの成長の対数関数といえる。それと同じことが仮想通貨にも当てはまるだろう」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン