ドージコインに関していえば、エイプリルフールの「To the Moon」も現実になりそうだ。
「文字通り」ドージコインは月に
電気自動車開発・販売のテスラ社と宇宙ロケット開発スペースXでCEOを務めるイーロン・マスク氏が4月1日の行ったツイート後にDOGE価格は数分で35%上昇し、6週間ぶりの高値を記録した。
新たにテスラの「テクノキング」の役職名を得たマスク氏は、ドージコインを日頃から宣伝することで知られており、同氏の発言や行動でDOGE価格を上昇させることに成功している。
しかしエイプリルフールである1日のツイートでは、マスク氏がロケットを開発するスペースXが「文字通り」実際に月にドージコインを連れていくと約束した。
SpaceX is going to put a literal Dogecoin on the literal moon
— Elon Musk (@elonmusk) April 1, 2021
ツイート直後からドージコインは上昇を始め、0.07ドルのピークに達したあと、下落したがそれでもまだ利益を維持している。仮想通貨では「To the Moon」といった表現は月に到達するほど急騰することを意味しており、価格急騰と実際に月にいくことを掛けたマスク氏ならではの行動と言えそうだ。
2021年にわずか0.004ドルで始まったドージコインは4月1日時点での上昇率は1500%を超えている。
ロケットというわけではないが、ラトビアの国営航空会社エア・バルティックはこのほど、DOGEを使ってフライトを予約できるようになったと発表している。
一方で、マスク氏のツイート発言は問題も引き起こしており、2月には米当局から捜査を受けているとの報道もある。
ツイートでの活動が当局からの怒りを買っているのはマスク氏だけではなく、インターネットセキュリティのパイオニアであり、仮想通貨支持者であるジョン・マカフィー氏は一連の犯罪で起訴されている。容疑の中では、ツイッターで様々な仮想通貨を紹介し、「嘘と欺瞞で数百万ドルを稼いだ」ことも含まれている。