米著名VCのティム・ドレイパー氏が22日に米経済番組CNBCのインタビューに答えて、ウーバーやリフトなどのIPOよりビットコインの方が投資先として魅力的な理由について話した。
ドレイパー氏は、米企業は規制強化などによって企業価値が高くなるまでIPO(新規公開株式)をしなくなっていると分析。ウーバーやリフトなどがようやくIPOしたことについて、「世間にとってウーバーやリフトはもう長い間知った存在」で新鮮味がなくなってきており、ここから例えば100%成長する対象とは考えられなくなってきていると述べた。ドレイパー氏は、現状の株式市場について投資家は「退屈している」とみている。
一方、ビットコイン強気派として知られるドレイパー氏は、ビットコインやスマートコントラクト、ブロックチェーンには多くの資本が投入されており優秀な起業家がたくさんいると指摘。様々業界を変革していると話した。
ドレイパー氏は、2022年までにビットコインが25万ドルになると予想している。
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ただ、ビットコインなど仮想通貨の前にまずIPOに資金が向かうという見方もある。
仮想通貨取引所ビットメックス(BitMEX)のアーサー・ヘイズCEOは、FRBをはじめ世界が再び金融緩和の方向に舵を切りはじめており、リフトやウーバー、ピンタレストなどIPOが話題となっている企業にまず資金が向かうだろうと予想していた。
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